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コンテンツを強化しよう!作りっぱなしのホームページにお別れを

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ホームページ制作 ホームページ運用

今どき「ホームページがない」「今まで一度もホームページを作ったことがない」という企業は、中小企業でも少ないのではないでしょうか?
インターネットが広く普及し、スマートフォンを使って情報を得ることは現代においてめずらしいことではなくなっており、そのため、大企業でなくても、会社のホームページは持っている、という中小企業が多いと思います。
そのため、私たちがご相談いただくホームページのお悩みは、下記のようなものが多いのです。

  • ホームページはあるけど、何年間に作ったか分からないぐらい古い
  • 友人に頼んで作ってもらったまま、一度も更新していない
  • 製品情報や業務内容が古いまま放置されている
  • 更新を担当していた前任者が退職し、それ以降更新が止まっている
  • 当初載せる予定のなかったコンテンツがどんどん増え、整理ができなくなっている

ホームページはどれぐらいで作り変えるべきかは、その内容や業種などによって異なるため一概には言えませんが、大体3~5年程度でリニューアルするケースが多いのではないでしょうか。
今回はホームページをリニューアルする理由と強化すべきコンテンツについてお話しします。

日付が入る情報に要注意

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お知らせ、ブログ、プレスリリース、イベント情報…ホームページに掲載している企業が多いのではないでしょうか?共通点はどれも「日付」が付与された情報だという点です。
日付は明確にその情報の鮮度を表すため、一目で新しいか古いかが分かってしまいます。
そのため「2016年5月3日」に書かれたお知らせは、ちっとも「新着情報」ではないことがすぐに分かってしまいますし、「2015年8月16日」と書かれたイベント情報は「それ以降開催されていないのかな」と思われてしまいます。
トップページのデザインやメインで使用する画像の変化などは初回訪問時のユーザーにとっては気づきにくいものですが、日付はそうはいきません。
日付が入るコンテンツを作るときは、そのコンテンツが最も重要で定期的に更新しなければならない、と考えましょう。

意外と気づかれている、デザインの古さ

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ホームページを作る技術は常に進化しており、それに伴って可能になったレイアウトや、流行りの手法、見せ方など、デザインの面でもホームページは日々変化があります。
例えば2010年まで遡れば、日本のスマートフォンの所有率は10%に満たない程度でしたが、2016年ごろから70%を越え、現在は80%近くまで伸びてきています。そのため、少し前まではさほど意識することのなかったホームページのスマートフォン対応は必須となり、モバイル版ホームページとパソコン版ホームページを区別するようなデザインが主流になってきています。
また、スマートフォンだけでなくタブレットや、サーフェスのような小型のパソコンなども多く見られるようになり、「パソコン」と言ってもそのモニタサイズは様々です。以前は高価だった大型のパソコンモニタも比較的安価になったため、自宅では大きいパソコンのモニタでホームページを見て、外出中はスマートフォンで同じホームページを見る、ということも一般的になりました。
情報機器が多様化する中で、近年はパソコン版ホームページはデザイン幅を広めに設定する、などデザイン面でも変化が出てきています。一時はメインイメージにFlashムービーを表示するのが流行ったりもしましたが、2020年までにサポートを終了することが発表され、今では古い印象を与えかねません。
このように、意外と「古びているデザイン」はユーザーに気付かれています。
常に最新トレンドを取り入れることは難しいですが、ホームページ作成から5年以上経っている場合は、デザインリニューアルをおすすめします。また、その際はなるべく長く使えるホームページになるよう、普遍的な、シンプルでベーシックなデザインにすると良いでしょう。

リニューアルを機に「更新を続けるための工夫」をする

ホームページの内容はどうあれ、一番よくないのは更新が止まってしまいユーザーに「放ったらかし」の印象を与えてしまうことです。
ホームページを作る、リニューアルするだけでなく、その段階で完成後を見据え、更新を続けるための工夫を盛り込むことが大切です。
更新を続けるための工夫、とは、例えば下記のようなもの。

  • ホームページの更新システムを導入し、自社内で更新できるようにする
  • 定期的な保守サポートを契約し、依頼すれば更新できる仕組みにする
  • Facebookなど、更新しやすいSNSをホームページに盛り込み、連動できるようにする

ホームページを更新しましょう、常に最新情報を載せましょう、と言うと「でもコストがかかるし、社員は時間がないし…」と思いがちですが、更新を続けるための工夫さえ事前にしていれば必ず可能です。

事業の変化にマッチしたホームページにする

どんな会社も長く続けていれば、多少は事業の内容に変化が生じます。力を入れて取り組んでいることや特長として打ち出したいことなど、会社の変化にマッチしたホームページにすることが大切です。
ホームページ作成かた5年、10年と経って、情報が増えていき、整理できなくなっていませんか?
ホームページのリニューアルによって、今一度会社の方針や強みを見つめ直すことができるのも、大きなメリットと言えそうです。
これまでに蓄積した情報を元にリニューアルすることで、単に見た目の変化だけでなく、ユーザー側の需要に応じたホームページにすることができるため、お問い合わせや資料請求、予約など、ホームページの目的に対した導線を整備することもリニューアルのメリットのひとつです。

まとめ

ホームページをリニューアルすべき理由は様々ですが、そのタイミングや方向性は企業によって違います。
「5年経ったらリニューアル」というように機械的にするのではなく、企業に合ったやり方、方法をおすすめいたします。ホームページのことで少しでも気になる点がありましたら、ユーシステムにご相談ください。