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競合サイトから学ぶ、どんなホームページを作るか

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ホームページ制作

これからホームページをつくろう!またはより良いホームページにリニューアルしよう!というとき、必ず必要になってくるのは「競合サイト」の分析や比較です。
お客様に選んでもらうには、自社の強みや弱みをきちんと理解し、弱みはカバーし、強みはアピールしていくことが大切です。
今日はホームページを作るとき・リニューアルするとき・改善するとき、どのような準備をすべきかを考えていきましょう。

購入に至るまでには何がある?

例えばスーパーで買い物をするとき、多くの場合いくつかの商品を比べてみて、より良い商品を買うと思います。
「あっちのスーパーの方が卵が安い」とか「この牛乳は少し高めだけどおいしいから買う」とか、みなさんも日常的に比較していますよね?

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これはビジネスの場でも全く同じことです。ユーザーは必ずいくつかの商品・サービスを検討してから、購入や申し込み、予約をしています。
人は検索エンジンで5~8サイトを見たあと、比較してからアクションを起こす、と言われています。
つまり自社の商品やサービスを買ってほしければ、まずはその「5~8サイト」に選ばれる必要があり、さらにそこから選ばれる必要があるのです。

競合サイトを調査・分析・比較する理由

まず「5~8サイト」に選ばれるためには、検索エンジンで見つけてもらえる順位にいなければなりませんよね。1ページに表示される検索結果は10個、広告を含めると20個くらいですから、なかなか難しいところではあります。
逆に言うと、今あなたの会社が扱っている商品やサービスの名称を検索してみて、1~20位くらいまでに表示されているホームページが、まさに競合サイトなのです。検索順位が上位のホームページには、必ずその理由があります。「どこよりも価格が安い」「アフターフォローがしっかりしている」「商品の質がいい」「一度に欲しいものが揃う」など、その理由は様々です。
競合サイトをしっかり調査し、どこが他のホームページより優れているかを分析し、自社の商品・サービスと比較してみる。
そうしていくうちに、自社の強み、アピールできるポイント、弱点、その弱点をカバーできる要素があるかどうか、など、自社のことがどんどん分かっていきます。

競合サイトを調査するときのポイント

1.順番に競合サイトをチェックしていく

競合サイトを調査するとき、まずは商品やサービスの名称を検索してみて、上位に表示されるサイトを順番に見ていきましょう。
中にはデザイン的にいまいちかな…?というホームページもありますが、検索順位が高いホームページには、それなりの理由があります。その理由を見つけてみよう!という気持ちで調査をすると、他社のホームページには無いような魅力的なコンテンツを発見することができたりします。
お、これは!と思うコンテンツがあればそれを自社のホームページに活かしたり、そのコンテンツ以上に魅力のあるものが何か、を考えるきっかけにもできます。

赤い部分は広告スペースで、その下から10サイトずつ検索結果が表示されます。

赤い部分は広告スペースで、その下から10サイトずつ検索結果が表示されます。

2.メインメニューに何を置いているか、を調査する

メインメニューとは、一般的に全ページ共通で表示されているボタンのことです。
一番上、または左、メインイメージの上、または下に表示されていることが多く、ホームページを開いたときに一番に目にする部分に出しているところがほとんどです。
例えば当社のメインメニューは、下記の7つになっています。
・選ばれる理由
・サービス一覧
・料金
・制作の流れ
・Q&A
・会社概要
・お問合せ
・ブログ

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当社のホームページでは、7つのメニューをメインメニューとしています。

 

このメインメニューに、何を表示させているかは、各ホームページによってもちろん違いますが、業種によって似ている場合が多くあります。これは単なる偶然ではなく、ユーザー(お客様)にとって、何が必要なメニューかを考えていくと、必然的に似てくるのだと考えられます。
競合サイトを調査するときは、メインメニューに何を表示させているかに着目し、ユーザーが欲しい情報にすぐたどり着けるような構造になっているかどうか考えてみましょう。
自社のホームページを作るときは、競合サイトを参考にしながらメニューを選び、「他では見なかったけど、うちの会社ならこのメニューが絶対あったほうがいい!」と思えるものを取り入れてみましょう。

3.パッと見たとき一番目につくのは何か、を調査する

ホームページを「競合サイトの調査」という目で見ているときと、単にユーザーとしてホームページを見ているときでは、案外と見るポイントが違ってきます。
「競合サイトの調査」という目で見ているときは細かいことに気が付いたり、普段は見ないようなページを詳しく見ていたり、ということがありますが、ユーザー視点のときは大きい写真のあるバナーをクリックしたり、1ページをあまり詳しく見ないで次々と移動したり、同じホームページでも別の視点で見ていることが多いのです。
ユーザー視点、というのは、あなたの会社のホームページを見てくれるユーザーの視点に限りなく近いものなので、その視点で気づくことも重要なポイントになります。
ホームページを訪れて、最初に目についたのは何か、なぜそれが目についたのか、など、ユーザー視点の時にこそ気づくことを、調査していくと、自社のホームページにもそれを活用することができます。

まとめ

競合サイトを詳しく調査・分析していくことで、自社のホームページに活かせるポイントがたくさん見つかるはずです。
ただし重要なのは、「そのままマネすればいい」というわけではないこと。
競合サイトの良さや強みをそのままそっくりマネ出来たとしても、それは他社の良さであり強みであって、自社に合わないところが出てきてしまいます。あくまでも競合サイトから得たヒントは参考にして、自社に合ったプランを立てましょう。
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